紫外線と住まい
家具を動かしたら床の色が違っていた！なんてことありませんか？
それは紫外線の仕業かもしれません。紫外線は、お肌の大敵だけではなく、住まいのいたるところに悪影響を与えているのです。
一条工務店の公式YouTubeに紫外線と住まいについて紹介されていました。動画は公式ページからご覧ください。
そこで今回は、紫外線から住まいを守る性能が紹介されていましたので、まとめました。
紫外線は住まいの敵
皆さんは好きなぬいぐるみなどがいつの間にか色あせてしまったということはありませんか？実はそれは、紫外線が原因なんです。残念ながら、一度色あせてしまったものは戻りませんが、これ以上ひどくならないようにはできます。
究極の紫外線対策は、美術館のように窓をなくしてしまうことです。実際に美術館では窓はなく、大切な絵画が紫外線で傷まないようにしています。
紫外線が肌には大敵だと知られていますが、その他にも紫外線は、色を分子レベルで分解して色あせや品質の低下を引き起こします。このような現象を光崩壊といいます。これはぬいぐるみや絵画だけではなく、住宅の内装材や家具の変色、劣化などをおこしてしまいます。
しかし、窓のない部屋にはすめないですよね。これから実際にどうすればいいか考えてみましょう。
紫外線カットフィルム
自分でも貼れるし、安価なのがメリットです。ただ、経年劣化で変色したり、透明度が落ちて景色がゆがむ、消防法で晴れない場所もあるので注意が必要です。
例えばですが、こんなフィルムですね。
UVカットカーテン
UVカットのレースカーテンなら、部屋の明るさも確保し、紫外線も防ぐことが出来ます。例えばこんなものですね。
光を一切通さない 1級遮光を超える 完全遮光100%カーテン
一条工務店では、ハニカムシェードといって、中空層をハニカム状にしたシェードもあり、紫外線カット効果と高い断熱性能を備えます。明かりが取れるレースタイプや、遮光タイプを組み合わせることで、紫外線をカットすると同時に、窓から逃げる熱を約25％もカットします。そのため、冷暖房費を節約できて省エネになります。
その他にも、ブラインド封入サッシというものがあります。これはペアガラスの間にブラインドが挟み込まれている窓で、カーテンがなくても、中のブラインドを開閉することで、採光、紫外線カット効果、外からの視線を調整が出来ます。窓の中にあるブラインドなので、浴室やキッチンなどの湿気があるところでもカビも防ぎ、掃除がいらないのも魅力です。
窓ガラスだけでは、紫外線は防げないのか？
紫外線を防ぐ性能は、窓ガラスの種類や枚数によって大きな差があります。ここでは、一部のガラスの紫外線カット率を紹介します。
3㎜シングルガラス 約26％
3㎜ペアガラス 約40％
Low-Eペアガラス 約80％
防犯合わせガラス 約99％
Low-Eペアガラス
これは紫外線を反射する特殊な金属膜でコーティングされているガラスです。さらにこのガラスは紫外線だけではなく、赤外線も防ぎます。そのため、夏は涼しく、冬は暖房の熱を外に逃がさないため、熱効率を高めて省エネに貢献できます。
防犯合わせガラス
防犯合わせガラスの紫外線カット率は約99％です。なぜそんなに高いのでしょうか？秘密はガラスのフィルムにあったんです。
防犯合わせガラスは2枚のガラスとガラスを貼り合わせて製造しています。ガラスとガラスの間に（中間膜として）ポリビニールブチラール（PVB）というフィルムが貼らせています。このPVBにはやわらかく柔軟性があり、ガラスの衝撃を吸収し、飛び散らせない効果があります。さらに。紫外線の吸収材量を混入することにより、高い紫外線防止効果を発揮します。
防犯については、以前こちらの記事でまとめたので、気になる方は見てください。
防犯と住まいの性能まとめ
防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
これは、防犯合わせガラスとLow-Eペアガラスを合わせたもので、どちらの性能のいいところも併せ持っていて、紫外線と外気の不快な温度をより効率よくシャットアウトします。さらに、中空層には、空気の2.6倍の断熱性をもつクリプトンガスを充填し、断熱効果を高めています。
これが高い断熱性能と紫外線カットを両立した世界トプクラスの窓になります。一条工務店はこれを採用しています。かなりすごいですね。
まとめ
窓の性能を上げることは有害な紫外線から住まいを守るためにも必要ですね。皆さんも窓を選ぶときは、紫外線を防ぐ様々なガラスの性能に注目してみてください。
紫外線を防いで住まいを末永く保つ大切なポイントは
窓（性能）
ということでした。
最後に
今回は紫外線についてお話ししましたが、一条工務店の窓は、防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシなので、紫外線もカットでき、断熱効果もあります。もし、紫外線が気になっていたら、一条工務店も検討してもいいかもしれません。
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