入浴中の事故に注意!ヒートショックを防ぐ住まいづくり(一条工務店のYouTubeで紹介されていたことをまとめます)

家について

入浴と住まい

 

一条工務店の公式YouTubeでお風呂のことについて紹介されていたのでまとめてみます。また実際の動画については公式のページでご覧ください。

ポイント:温度管理

この冬場は、入浴中の死亡事故が多いのです。平成30年中の資料ということですが、1年間の入浴中の死亡事故は約19000人、交通事故の死亡者数は4000人ということで、約5倍も多いのです。

しかも、その事故は冬場に多く、夏場の9倍起きているそうです。

それは、主な原因としてヒートショックがあるからです。
ヒートショックとは、温度変化による血圧の急変動が体に与える影響です。人間は、暖かいところから、寒いところへ行くと、体が血管を収縮させて、表面積を減らし熱が外に逃げないようにします。しかし、そのために血圧は急上昇します。その状態で服を脱ぎ、お風呂に入ると体が急に温められるので、血圧の急激な変化が起きます。その状態が体へ大きな負荷となります。
さらに、高齢者ほど心臓・血管・脳への負荷が多いのです。

都道府県別の入浴別の死亡事故発生率ですが、なんと寒い地方ではないんですね。1位は香川県、2位兵庫県、3位滋賀県と暖かい地方で目立ちます。逆に、44位青森県、46位北海道など寒い地方でも発生率が低くなっている傾向があります。寒い地方はヒートショックの対策として、家全体を暖かくして過ごす家が多いためだそうです。

世界を見ても、最低室温を18度以上に保つ指針が示されているそうです。しかし、日本の住宅の場合、部屋単位で温めるという考え方が根強く、部屋間の温度差が生じやすい傾向にあります。

世界の住宅では、セントラルヒーティングというものが進んでいます。セントラルヒーティングとは、一か所の熱源から各部屋に熱を送り出し家全体を温める暖房方法になります。

安心安全に入浴するための住まいの性能

住まいの温度管理

廊下やトイレ洗面所などに暖房器具を置いたり、入力前に浴室に暖かいシャワーをかけて浴室を暖めることも効果的です。しかし、暖房器具もじゃまになりますし、管理も大変です。

一条工務店の全館床暖房なら、リビングから浴室まで一貫して温度管理することができ、温度差がほとんどないので、とてもおすすめです。これなら、個別に暖房を置く必要がなく、余計なスペースや手間も省けます。また、小さな子供がいるときにも、沐浴や着替えなどが暖かい部屋でできるので、安心です。

暖房費について

高気密・高断熱をすることで、暖かい家を作ることができます。暖めが空気が壁や窓から逃げることを防ぐことで、少ないエネルギーで温めることが出来ます。入浴でコミュニケーション(浴育)にも効果的です。

真空断熱材を使用した蓋を使用すれば6時間で1度しか下がらないという結果もあるようです。

最後に

家族みんなが安全・快適に入浴するためのポイントは温度管理です。安心安全に入浴を楽しめるように、この冬場の時期は、室内の温度管理に気を付けましょう。

また、室内だけではなく、室内から室外へ行くときも注意が必要なので、外に出る時は防寒着を着てできるだけ温度差が出ないように心がけましょう。すこしだからいい屋ではなく、しっかり対策をして外に出ましょう。

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